4がつ の テーマ は どうやって きめられた のか?
2023/4/8(土)ありえないデモ
4/28 は「職場での安全と健康のための世界デー」です。
あらゆる職業職種の中に、トランスジェンダーやノンバイナリーである人がいます。同時に、差別と不平等のある社会の中ではトランスジェンダーやノンバイナリーであることを隠しながら働いている人、働き続けることができなくなった人、働きたくても選択肢を得られない人がいます。権利を奪われ続けている人がいます。
「働く」人の立場の弱さは「働かない・働けない」人の立場の弱さと切り離すことができないものです。
私たちは、ハラスメントや性暴力などの人権侵害が起きる職場環境に、それを許容する社会に、抵抗します。労使対等な立場を求め、理不尽な働き方に耐える必要がなくなって拒否あるいは交渉のできる環境を求めます。
また、周縁化されやすい職業としてセックスワーカーの人たちがいます(その中にもトランスジェンダーやノンバイナリーである人がいます)。セックスワークは普通の・単なる「労働」です。労働者には安全な環境で守られ、健康に働く権利があるのに、阻害されている現実があります。今回、職場での安全と健康のために、セックスワーカーとも連帯します。
ありえないデモでは、全ての働く人(いつか働こうとする人)あるいは働けない人・働かない人の尊厳が守られ、生計手段を選択できることを求めます。また、シングルイシューの連帯ではなく、あらゆる差別に抗議します。
ひとつの問題を持ち出すことで、他の差別と暴力を隠蔽し、差別と排除に加担する動きに抵抗します。不可視化され置き去りにされてきた差別に対して、みんなで声を上げましょう。
今回のデモでは、セックスワークとの交わりや接点といった視点からのスピーチやメッセージも特に歓迎します。アライのかたもメッセージぜひお寄せください。
※セックスワーカーとは、性的サービスを媒介にした金銭の授受があり、それで生活していたり、なんらかの生活の足しにしている人のことです。「セックスワーク」と言う場合、成人間の同意による行為のみを指します。そのサービス形態は多種多様であり、ワーカー自身の性別やセクシュアリティ、職業選択の背景も様々です。